大崎事件 最高裁は再審開始を認めず! 「白鳥決定」後、再審開始決定の取り消しは日本初 義弟殺害の罪に問われて40年。

鹿児島県大崎町で昭和54年、

農業、中村邦夫さん(当時42歳)の遺体が見つかった「大崎事件」。

この裁判のやり直しを求めた、第3次再審請求特別抗告審で、

最高裁第1小法廷(小池裕(こいけひろし)裁判長)は、

殺人罪などで服役した中村さんの義姉、原口アヤ子さん(92)と元夫(故人)について、

再審開始を認めない決定をしました。

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「大崎事件」とは?

昭和54年、鹿児島県大崎町で当時42歳の男性が、

自宅の小屋で遺体で見つかりました。

首にはタオルのようなもので絞められた痕があったとし、

警察は殺人事件として捜査を開始。

男性の義理の姉にあたる原口アヤ子さんと

元夫など合わせて4人を逮捕しました。

裁判で検察は、

原口さんが元夫にタオルを渡して首を絞めるよう指示し、

元夫が首を絞めて殺害したなどと主張しました。

この主張に対し原口さんは一貫して否認し続け、

最高裁判所まで争いましたが、懲役10年の刑が確定しました。

原口さんの元夫も共犯として懲役刑が確定しましたが、

その後亡くなりました。

服役後も無実を訴え続けた原口さんに弁護団が結成され、

平成7年鹿児島地裁に再審を求めました。

平成14年、一度目の再審請求で、

鹿児島地方裁判所が再審を認める決定をしましたが、

その後、取り消されました。

再審請求のポイントの1つが、

「被害者はタオルで首を絞められて殺害されたとは認められない」

という専門家の鑑定書でした。

3度目の再審請求で裁判所は、専門家の鑑定結果などから

「タオルで絞殺し親族とともに遺体を遺棄したという確定判決の事実認定について、殺害や死体遺棄がなかった疑いを否定できない」

と指摘。再審を認めました。

検察はこれを不服とし、即時抗告を申し立てますが、去年3月福岡高裁宮崎支部は

「新たな証拠から被害者が殺害されたという前提がなくなり、犯人とみるのは相当困難だ!」

として再審を認めた地裁の決定を支持しました。

さらに検察は最高裁判所に特別抗告し、

近く決定が出されるとみられていましたが、

特別抗告から10か月後の今年1月中旬、

検察が遺体の鑑定結果の信用性を否定する意見書を提出しました。

弁護団は

「裁判を故意に遅らせている」

として最高裁判所に反論の意見書を出していました。

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原口アヤ子さんの最近の様子は?

既に90歳を超えている原口さんですが、弁護士によりますと、

原口さんは長らく1人暮らしをされていましたが、

一昨年から病院に入院しており、今年1月末には一時体調を崩し、

生命の危険もあったほどだったという事です。

最近はベッドの上で過ごす時間が多いものの、

体調が良い日は、看護師に車いすを押してもらいながら

病院内を移動するなどして過ごしており、

電話で娘の声を聞かせると、喜ぶしぐさを見せるということです。

今月は92歳の誕生会が開かれて支援者などの前に

元気な姿を見せていたようです。

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