渋野日向子 記録途切れ露呈した課題!得意のパターが足を引っ張ったわけ!?

渋野日向子選手の連続オーバーパー無し記録が2日目に途切れた、「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」ですが、最終部に圧巻のプレーで優勝を飾ったのは、世界ランク9位の畑岡奈紗選手でした。

渋野日向子プロ 連続オーバーパー無し記録の快挙!歴代の記録保持者は誰?

一方、今年の全英女子オープンを制した世界ランク13位の渋野日向子選手ですが、優勝した畑岡選手とは17打の差がついてしまいました。

大会が始まる前は、記録のかかったシブ子フィーバーで、メジャー2連勝か!?と盛り上がっていましたが、どうしてこのような差がついてしまったのでしょうか?

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渋野選手が優勝争いできなかった理由は?

連続オーバーパー無し記録が途切れた渋野選手でしたが、3日目72、最終日70と、オーバーパーを打つことはなく、決して悪いプレーをしていたわけではありませんでした。

それでも、優勝した畑岡選手は、前述の通り18アンダーの圧巻のプレー。2位に入った、中国のフォン・シャンシャン選手、大西選手も10アンダーと、決してスコアが伸びない試合ではありませんでした。

一方、渋野選手は最終的に1アンダーでフィニッシュ。上位陣とはとても大きなスコア差があったと言わざるを得ません。

そこで、ご本人のコメントや、報道されている各種情報から、気になった情報を取り上げてみました。

深いラフを攻略できなかった!

今回の「チェリーヒルズゴルフクラブ」は、メジャー大会ということで、特にラフが深く、非力な女子プロたちを悩ませました。

一度ラフにボールを入れてしまうと、なかなか思うようなショットをさせてもらえませんでした。

特にグリーン周りのラフは、男子ツアー並みの長さに伸び、ボールを浮かせてアプローチしたい女子プロたちが、

なんと空振りするシーンまで出てくるありさま。

優勝した畑岡選手も、3日目の16番でセカンドショットを奥のラフに打ち込んでしまい、3打目のアプローチを空振り!
このホールをダブルボギー(+2)としてしまいました。

最終日の8番ホールでは、渋野選手の同伴競技者だった葭葉ルミ選手が、同じくアプローチで空振り。

その前のホールでは、渋野選手が深いラフからのアプローチをシャンクしてしまい、ボールはすっぽ抜けるように真横に飛んで行きました。

一見、アマチュアのようなミスに見えてしまいますが、それくらい繊細なショットを要求されるプロのスイングをもってしても、アマチュア同然のミスが出てしまうくらい、難しいラフに仕上がっていた、今回のチェリーヒルズゴルフクラブ。

渋野選手は試合後、

「ラフに入った時は、大抵ボギーでした。グリーン周りの長いラフに対応できませんでした。『勉強になった』と言うより、『課題が見つかった』という感じです」

というコメントを残していますが、とにかく今回のコースセッティングは、選手皆がラフに手を焼いたという状況であったのは事実のようです。

それでも、スコアを伸ばした選手は二桁アンダーまで伸ばし、渋野選手は1アンダーで終わってしまいました。

確かに厳しいラフであったことは事実ですが、渋野選手が優勝争いに加われなかったのは、もう一つ他の理由によるものと言えそうです。

それは、渋野選手が常日頃から意識し、重点的に練習をしている、得意の「パター」によるものだったのです。

狂ってしまったパターの距離感

以前の記事にも書きましたが、渋野選手は常日頃からパターの練習にはしっかりと時間を割き、パターの練習量は他の選手と比べても多い選手と言えます。

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それが今回の試合で、優勝争いできなかった理由がパターであると断言できるのは、一体どのような理由によるものなのでしょうか?

実は、最終日の渋野選手は、ショット物凄くキレていた事を示すデータがあるのです。

それは、

パーオンしたホールが18ホール中17ホール

という事実です。

これは、前述のアプローチをシャンクしてしまった7番ホール以外は、すべてパーオンしていたという事になります。

これは、ものすごいショットの精度です。

ティーショットで長いラフに入れる事なく、セカンドショット(パー5はサードショット)でしっかりとグリーンを捉える。

この、ゴルファーがスコアをまとめる基本的な作業が、この日の渋野選手は「ショットに限っては」できていたという事になります。

このような証言があります。

こちらが見た限りでも、3~4mのパットを4、5回は外していた。

バーディーチャンスについても、パターがなかなか決まらない!

一番ゴルファーにとってストレスが溜まる展開が続きました。

このストレスは、渋野選手よりも先に、ギャラリーが痺れを切らす状況になってしまい、
14番でバーディーパットを外した渋野選手に対して、一人のギャラリーが、

「いい加減、バーディーパット、入れてみ~や!」

と、ダミ声で叫んだと言います。

この一声は、大勢のギャラリーから笑いを誘ったようですが、このように叫ばれた渋野選手は何を思ったのでしょうか?

多分、このような展開で一番焦れていたのは渋野選手だと思います。
きっとこのギャラリーの一声で、期するところがあったのでしょう。

続く15番〜16番で連続バーディを取り、一矢報いる渋野選手ですが、

試合後の渋野選手は、このようなコメントをされています。

「今日、いちばん足を引っ張っていたのはパッティング。ロングパットの距離感が全然合っていなかった。方向性が合っていても、距離感が合わないとカップにかすりもしない。スコアが悪くなっている分、『決めたい』という気持ちが強くなって……、それも(距離感が合わない要因に)あるかもしれません」

これはもう、技術的な問題というよりは、精神的な問題という事なのでしょう。

ゴルフの中でもパッティングは、もっとも繊細なタッチを要求されます。

もちろん渋野プロクラスになれば。平常心でパットが打てれば、距離感を合わせる事自体はそれほど難しい事ではないはずですが、このように大きなメジャー大会で、大勢のギャラリーの期待を一心に背負って打つパットでは、やはり気持ちが前のめりになりすぎて、距離感を合わせる事が難しかったのでしょう。

その証拠に、最終日の渋野選手のパッティングは、大きくカップをオーバーしてしまう状況が目立ちました。そして、返しのパットの距離が長く入らない。

これぞまさに、気持ちばかりが前に行きすぎていた証拠だと思います。

最終日の観客数は、13,000人を超えるという大ギャラリーになっていました。
このギャラリーを試合会場に呼び込んだ要因として、渋野選手の存在があった事は間違いありません。

その期待に応えようと懸命にプレーした渋野選手。

その結果、今回の大会では、特のパターが足かせになってスコアを伸ばせない状況を作り出してしまいましたが、次の試合では、この辺りをもう一度調整して、強い渋野選手が戻ってきてくれる事を皆が期待していると思います。

決して技術的なものではなく、気持ちの面での課題である事は間違いないため、優勝争いをしていた頃の渋野選手を取り戻せば、すぐにでもまた優勝争いをする渋野選手を見る事ができるのではないでしょうか。

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気になるのは渋野選手の体調面・・・

アスリートは、心技体すべてが揃って良いプレーができる!と言われます。

そう考えたときに、現在の渋野選手の心技体は、一体どんな状態なのでしょうか?
僭越ながら、私なりに考えてみました。

<心>

前のめりになった気持ちを落ち着けてプレーすれば、強い渋野選手が戻ってくる。

<技>

課題はアプローチ。ドライバー及びアイアンは、飛距離も出るし、方向性も抜群。パターはもともと得意なクラブ

そして、気になるのが「体」の部分です。

すでにシーズンも暑い夏が終わろうとしており、これから後半戦に突入していきます。
途中海外メジャーで初優勝の快挙もあり、メディアからの取材も引っ張りだこ状態です。

そんな状態で、賞金女王も狙える位置につける渋野選手にとって大切な秋口の試合に向けて、
体の疲れ等がとても気になります。

しかし、その点について渋野選手は、

「身体はまったく疲れていません。飛距離は出ているので、飛距離に(疲れが)現われていないということは『(身体は)大丈夫だ』ということなので。」

とコメントしています。

確かに、体が疲れていたら、スイングが鈍り、飛距離も方向性も悪くなります。
しかし、渋野プロ曰く、その点に対しては大丈夫!と言い切っていると事がとても期待が持てますね。

となれば、前述の通り、勝負所のパターがしっかり入るようになれば、間違いなく強い渋野プロが戻ってくるという事です。

そして、それは日本のゴルフファンが期待し、待ち望んでいる事でもあります。

今年、一躍ヒロインの座に躍り出た渋野日向子プロ。

プロ2年目で海外メジャーを制し、賞金女王になれば、渋野プロもシンデレラストーリーは完結します。

私も一ゴルフファンとしてその瞬間をみたいですし、そのために毎試合応援していきたいと思います。

そして、渋野プロも負けじと他のプロも良いプレーを見せてくれれば、これまで以上に女子プロゴルフツアーが盛り上がる事間違いなしです。

宮里藍さんが作って以来の女子ゴルフフィーバーを渋野プロが作れるかどうか。

期待したいと思います。

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